最近、「認定介護福祉士」という資格について聞く機会が増えたかもしれません。認定介護福祉士とは一体何でしょうか。

認定介護福祉士とは介護福祉関連における、上級の資格の名称です。介護福祉士は国家資格なのに対し、認定介護福祉士は民間の資格になりますが、介護福祉業界ではキャリアアップにつながる資格として注目を集めています。

知名度があまり高くない理由として、歴史が浅いことが考えられます。認定介護福祉士は2015年12月に一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が新しく設けた資格です。まだ新しい資格ですが、資格を取得する人は増加傾向にあります。

認定介護福祉士という資格が設けられたのは、介護福祉士の意欲や待遇の向上を目的としていることがあります。例えば、上級の資格を取得することによって、介護福祉士は自身の介護士としての資質を高めることができます。加えて、転職時などには資格を持つことをアピールすることができるため、その後のキャリアアップもしやすくなります。

他にも認定介護福祉士が増えることで、介護施設を利用する人たちのQOLが向上することや、他の業種や地域との関りも円滑になることが期待できます。

資格取得のためには時間もお金もかかり、決して簡単とは言えません。しかし、これから介護業界はますます忙しくなることが予想されていますし、資格を持つ人の需要は高くなることも予期されています。介護業界に関わらず、認定介護福祉士の資格を持っているならば多方面において活躍することができるかもしれません。